ADRに依頼

裁判をすると年単位で時間がかかってしまうのでそれは避けたいという方の場合、ADRに依頼をするといいでしょう。この方法でもメリットとデメリットの両方があります。メリットとしては時間が裁判ほどかからないという点です。月に1回程度紛争処理センターに行って担当弁護士と話をする必要がありますが、数回行った後に和解を勧められます。その際に示談金の提示があります。納得すれば相談は終了し、後日示談金が振り込まれます。

しかし和解の金額に納得できなければ裁定という判決に当たるものを行います。この時に最終的な金額が出されます。金額に納得できれば後日示談金が振り込まれますが、納得できなければ裁判に移行することになります。メリットは裁判ほどではなくても、裁判に近い金額の示談金を得ることができる点です。また無料で弁護士があっせんを行ってくれるので費用が掛からない点もメリットです。

ADRのデメリットとしては裁判ほど高額の金額を得ることができない場合もあるという点です。特に上位の後遺障害等級を得た方の場合、紛争処理センターで相談をしても裁判で得る金額ほどの示談金を得ることはできません。このケースでは最初から訴訟を起こす方がいいでしょう。また紛争処理センターの場所が全国的に少ないという点です。例えば九州エリアでは福岡に紛争処理センターがあるだけなので、福岡県外に在住の方は毎月福岡にある紛争処理センターに行かなければならず、その点はとても面倒に感じてしまいます。